この空の世界に

このブログは版権・百合が多いです.なので、苦手な方は回れ右でダッシュで逃走してください。なのフェイが多いです。

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完成度が素晴らしい








追記に小ネタです。



とあるサイトさんで、三人なのはさんがいたなら三人フェイトさんもいるじゃないか!!
と思って~…
突発的な妄想ネタですご注意ください!!!!(言い切った



さ、どぞ。















「ティアナ…大事な、お願いがあるの」





なのはさんがそう真剣な面持ちで言う。だから私は思った。この人がこんなにも真剣な顔をしているということは、よほど重大なことでもしかしたらすごく大変な事件かもしれない。だから、私も真剣な表情でなのはさんの次の言葉を待つ。
私はまだ、知らなさすぎた。なのはさんという人を、そのヒトのある意味の凄さを。彼女の親しい人なら、きっと気付いたと思う。と言うより知っている。だからこそ、私みたいに話を聞かなかったし、もしかしたら止めに入るか…呆れるかしたかもしれない。ただ、私は知らなさすぎた。それが原因。
そして、あの時話を聞いた自分を馬鹿じゃないのかと突っ込みたくなる……。









「大事なお願いって…なんですか、なのはさん」

誰もいない部屋に対峙する私達、なのはさんが重く息をつき、そして。

「このことは誰にも公言しないで欲しいの」
「しません」

それほど、極秘裏の任務なのかしら…。

「誰にも言いません…、私を信じてください」
「うん、ティアナはそうしてくれるって信じてる。だからこそ、お願い」

信じてくれるのは素直に嬉しかった。だからこそ、力になりたかった。
何でもします。恩師である、なのはさんのお願いなら。
そう、私は思いながらも…次の言葉を待つ。











「フェイトちゃんを、幻影で出して欲しいの」











「………………、あ、すいません。ちょっと」

え、何?私の耳がおかしいのかしら?フェイトさん?フェイトさんって言った今?あはは、空耳よねーうんどうにかしてるわ。疲れ、たまってるのかしら。まさか、エース・オブ・エースよ?管理局の切り札よ?あのなのはさんよ?っふ、まさか幻影でフェイトさんを出せとか馬鹿なこと言わないわよね。
たっぷり私の現実逃避が終わり、もう一度聞き返した。

「で、なんでしたっけ?」
「だからね。…フェイトちゃんを幻影でだしてほしってティアナ!?」

本気だったわ。本気よ、このひと。
私はあまりのことに椅子から転がり落ちた。もう痛みなんて感じないぐらい衝撃だった。でも、…普段のこの人のフェイトさん溺愛具合から察するに…相当。ああ、どうしてかしら…涙があふれて止まらない。
乾いた笑いをもらしながら涙を袖で乱暴にぬぐった。

「なのはさん!」
「はにゃい!!」
「………、本気、なんですね」
「……もちろん。ティアナ、知ってるよね?私がいつも、全力全開なこと」

知っています。身をもって体験しました。

「……分かりました」

どうなろうがしったこっちゃない。なるようになれ。
私は半ばやけになりつつあった。人はショックが多いと何もかも諦めてしまう。誰が言ってたかしら…。私がクロスミラージュをセットアップしようとした時、なのはさんが待ったをかけた。

「あの、あのね……お願いしたいのは三人のフェイトを出して欲しいの」
「は?三人?」

三人って…フェイトさんをはべらかすってストップ私。いくらなのはさんでもそれはないわ。きっと理由があるのよ。ほら、三人にいろんな服着せたりとか?自分だけの応援団的な?それも重傷ね…。

「あのね、…ひとりは、九歳のフェイトちゃんで、もう一人が十五歳のフェイトちゃんで…最後が、今のフェイトちゃんを出して欲しいの。でね?でね?……三人に、「好き」って言って欲しいなぁって…」

衝撃ツヴァイ。
私の考えの遥か上を言いましたさすがなのはさん。

「な、なんですかそれは!」
「だって!本人にぜぇったい言えないよ!?」
「言わなくても!あの人ならキザなセリフ言えるでしょう?!しかもそれが妙に似合ってるから困るんですけど!?」
「そうだよ!言ってくれるよ!?大好きって言えば「私も、好きだよ」とか言ってくれるよ!?でもそれじゃあ意味がないの!!」
「意味って何の意味ですか!」
「三人じゃないと意味がないの!!!!」

は?
たっぷり沈黙した後「三人?」と聞き直したら必死のなのはさんが首を縦に振る。

「……何でですか?」
「だって、今はカッコいいし美人のフェイトちゃんで可愛いよ?もちろん。でもね、…実際の九歳、十五歳の二人に言ってもらいたいんです!それに!!今のフェイトちゃんには私だけに!もっと情熱的に言って欲しいの!」

その時、私はなのはさんの本気さを感じた。

「……わかり、ました。そこまで言うのなら…」
「ありがとう!」
「ただ、時間をください…魔法構造を少し変えます」
「うん、あ、これ昔のフェイトちゃんの資料ね?」

うっわ用意周到!!
私はそれを受け取り部屋の外へ出た。

「はぁーー」

長い溜息の後に、軽くその資料とやらをめくってみる。それは何百ページの辞書以上のアルバムで…へたしたらこれは一部で他にもあるんじゃないかって、ほら最後に続く!ってある…。きっとこの重さがなのはさんの愛の重さなのね……あー重い。
とりあえず、見てく。……さすがね、この悩殺スマイル。
見てく度、盗撮したものかフェイトさんと映ってる見ず知らずの人の顔が真っ赤になっている。
私はそれ以上見るのはある意味で毒なので静かにそれを閉じた。

「…もう、ヤケよね。まぁフェイトさんにばれなければいいわけだし」
「誰に、ばれなければいいって?」

……………………………………………。あ。
















ティアナが、戻ってきた。その真剣な面持ちから、完成したんだと思って、私は膝の上の掌をぎゅっと握る。

「なのはさん、いいですか?」
「いつでも」

心臓がバクバクしてる。緊張し過ぎで、頭ぐるぐるで…でも期待が膨らむ。
焦る気持ちが、汗となり手がしめっていた。
ティアナの掛け声とともに、暗い室内に光が差す…その光に一瞬まぶたを閉じ、急いでティアナがいた場所へ視線を戻せば……三人の、フェイトちゃん。

『なのは』

重なる声に、心臓が跳ねる。うわ、うわ、うわぁああああああ!!!
にゃあああ、凄い、凄い凄いすごぉい!!さすがティアナだった。完璧に、九歳フェイトちゃんは聖祥の制服だったし、十五歳フェイトちゃんは中学校の制服、十九歳フェイトちゃんは黒の執務官服だった。
やっぱり、うちのフォワードは凄い。

「にゃあ!す、凄いの!ティアナ、さいっこうなの!!!」
「よ、喜んでいただけて…嬉しいです!」
「うん!で、で……セリフ、は?」
「………、」

ティアナが一瞬フェイトちゃんのほうを、じっと、汗をたらしてみた。
どうしたのかと思いもう一度声をかけると、「了解」とため息交じりの声。
う!傷つくなぁ。そう思ってると、ちっちゃいフェイトちゃんが駆け寄ってきて…私の膝へと手を置いた。

「なのは、だぁい好き!」
「か、かんわぃいいい!!」

ちょこんと首を傾げて、えへへと微笑むフェイトちゃん。私は感極まって思わず抱きあげてしまって。慌てながらもどこか嬉しそうな仕草は本当に、フェイトちゃんそっくりで…うわぁんティアナありがとぉ!!思わず頬ずりまでしちゃってたら左手が誰かに引っ張られた。

「なのは、……好きだよ」

そう言ったのは十五歳のフェイトちゃん。同じように小首を傾げて、肩から金髪の髪が前へと垂れる。さらさらと流れる髪に、はにかんだ表情が見惚れてしまうほど綺麗で…好きだよと、耳に浸み渡る初々しさを感じる響き。てぃ、ティアナ……完成度が高いです。
十五歳のフェイトちゃんも抱きしめていたら、いきなり二人が引きはがされて…そして二人は十九歳のフェイトちゃんの腕の中に。次の瞬間、二人が消えてしまう。
驚いていると、十九歳フェイトちゃんが近寄って来て…甘い、香りが鼻孔をくすぐる。
ティアナ?香りまではさすがに……そう考えていると、温かい感触が私の頬を撫でた。だからか、思考が停止してしまう。見上げた先は、細められた深紅と、朱色の唇。



「なのは、――――愛してるよ」



間近で囁かれた愛の言葉。耳を通り越し、脳に浸み渡るそれは完全に私の心を捉えてはなさない。まるで本人がそう言っているように聞こえて、感極まって、涙が…溢れた。

「どうして、泣くの?」
「だって…だって嬉しいんだもん」
「泣かないで?なのはが泣くと、私も泣きたくなっちゃうから」

そう言って、キスで涙が拭われた。……き、キス?

「ふぇ、フェイト、…ちゃん?」
「ん?」
「にゃ、あの、え、………………ほん、もの?」

無言で、にっこり。

「にゃあああああ!?い、いいいいいつから!?」
「最初から?」
「ま、まさかティアナに頼んでいた時から!?」
「あ、そこからじゃないなぁ。ティアナが独りで扉に寄りかかってこれを見ていた時、声をかけたんだ」

その手には、まさかのフェイトちゃん写真集。ひったくるように奪い取れば、きょとんとした表情。きょとんとしたいのはこっちなの…まさかの本人登場にどうしていいか分からなくなった私は泣くしかない。そんな私の頭を撫で、相変わらずキスで涙を拭ってくれるフェイトちゃん。
落ち着いた頃、おそるおそる私はフェイトちゃんへと上目遣いで訪ねた。

「げ、幻滅…した?」
「え?」
「なのはのこと、嫌いに……なった?」
「どうして?」
「だって!ティアナにフェイトちゃんの幻影を頼んだりしてたんだよ?」
「だからって嫌いになったりしないよ。まぁちょっと、恥ずかしかったけど」

ほらぁ。私は涙目で顔をそむけようとしたけど、それを阻止したのは優しく、私の顎を掴んだフェイトちゃんの指。まっすぐに向けられた深紅がかがやく。

「それに、嫉妬もした」
「え?」
「だって、目の前で……なのはが昔の私に、夢中、になってるから」
「あ」

フェイトちゃんが、ムスッとした拗ねた表情で私を見る。

「ご、ごめんね?」
「ううん。…だめ」
「ふぇ…」
「……ねぇ?なのは。…私の大切なお願い、聞いてくれるかな?」










「キス、してほしいな」
















……早々に退散してきました。だってなんかフェイトさんにっこりだったし、怖かった。ある意味で怖かったの。フェイトさんが私が作り出した幻影をその腕に収めた瞬間逃げ出して正解だったわね。
後でなのはさんに何言われようが…逃げるしかないわ。
ま、フェイトさんのこと秘密にしていたのは…私なりのいたずらね。










あとがき

やまもおちもねぇ。


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プロフィール

カエデ・フジサキ

Author:カエデ・フジサキ
管理人  カエデ・フジサキ=緋詠

職業 高校三年生三年生です 

生年月日 一月 五日

主にリリなの(CPなのフェイなの)を書いています。疲れた時はリンディ茶を試してみて自爆する命知らず。水樹奈々さんが好き。同等になのフェイが好き。フェイトさんに片想いも好き。だけどなのフェイのCPは変わらない。最近水樹さんが好きすぎて困る。最近坂本真綾さんの歌声にも惚れてきた。たまに変な発言するけど気にしない。ヘタレって言われるけど気にしない。つか、ヘタレじゃない。そこ、ヘタレ言うな。
ちなみに画像は本人像ではありません、あしからず。

基本リンクフリー
勝手に貼ってもはがしてもいいです。一報くれると嬉しいです。
なのフェイでなのはさんは夫。フェイトさんは王子様だけど、なのはさんの前だとお姫様と信じている方はマイブラザー&シスター。でもフェイなのも好きです。

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