この空の世界に

このブログは版権・百合が多いです.なので、苦手な方は回れ右でダッシュで逃走してください。なのフェイが多いです。

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タイトル未定のパロディ 30


こんばんわー 


そろそろ今年も終わりますね
休みボケなのかしら日付の感覚とか曜日の感覚分からなくなってきてますわ

冬休みの宿題もしてませんし

…てへ

まぁ来年になったらやります
というわけでたぶんこれが今年最後この更新

一年間ありがとうございました
来年もよろしくお願いいたします!!



ではどうぞ!!!!






 私は一瞬目を疑った。綺麗な金髪に真っ赤な目。羨んでしまう程のスタイルを見れば、たった一人しか思い浮かばへんかった。咄嗟にその細い手首をとって力いっぱいにひく。案外すんなりと私の方に倒れこんできてびっくりしたんやけど、当の引かれた本人は体勢を立て直すというわけでもなく、私に支えられながら上を見上げるように私をじっと見ていた。

「フェイト、ちゃん…やろ?」
「…ふふ」

 彼女はくすりと笑って、体勢を立て直し私を抱きしめた。耳元に吐息がかかって何やこれ何ぞこれぇ!! 固まる私に、抱きしめてるこの人は囁いた。

「ざーんねんでした」







 ぐったり。一言で表すならそんな感じのはやてちゃんの横で、ニコニコとそのはやてちゃんを見ながら紅茶を飲んでるその人に、私も、私以外の皆もびっくりしてた。アリサちゃんがいち早く口を開こうとしたのに対し、それはレヴィちゃんに阻まれる。

「アリシア! アリシアじゃないかー!」
「やっほーレヴィ。もぉ、だめじゃない。お姉ちゃんに内緒で家でなんかして」
「あ、あり、ありし」
「アリシア…さん?」
「何、え、フェイトじゃ…無いわよね、雰囲気的に」
「その通りや…この人はアリシア・テスタロッサ。フェイトちゃんの、双子のお姉さんや」

 驚きに、私たちは声を上げるしかできなかった。

「どうも、妹達がご迷惑をお掛けしています。私はアリシア、気軽にアリシアって呼んでね?」
「アリサよ。ところでアンタは何でここにいるわけ? フェイトはどうしたのよ。テスタロッサの家にいるんじゃないの?」
「違うよ。フェイトはテスタロッサの研究所にいる。母さんの研究所に。あのお姫様と一緒にね」
「シュテるんもそこにいるの!?」
「もちろん。だって、あの子はフェイトの歌姫で、フェイトはあの子のお気に入り…常に一緒にいるよ」
「…」
「? …あれぇ? ずいぶんと面白くなさそうって顔してるのね、高町なのは」
「ふぇ!? そ、そんなこと…無いです」
「その気持ちすっごく分かる! 私だってフェイトを独り占めしたいのに!! たまに会えたと思ったらすぐに、ごめんシュテルが待ってるからキリッ、て相手にしてくれないんだもん!! ずーるーいー!!!」

 …うーん。顔も、声も、似ているんだけど雰囲気が違い過ぎて…何とも言えないの。冗談めかしたように笑って、アリシアさんは私を見る。

「さぁて、と。あまりふざけていても仕方ないし、ちゃちゃっと話をしちゃいましょう?」
「話?」

 「そう」微笑みを消した彼女の手の内にマジックのように出現した五つの手紙。高そうなその手紙には私たちの名前が書かれていて、裏側には封ろう。アリサちゃんがテスタロッサ家の紋章だと教えてくれた。それをひらつかせて彼女ははやてちゃんにもたれかかる。

「可愛い妹には自由になってほしいの。分からずやなママにちょっとした私の反抗として、フェイトをあの家から逃がす」
「ちょ、待ってやアリシアちゃん! 何言うとるん?」
「それが出来れば苦労しないわよ!」
「それが出来るんだよ? アリサ・バニングス」

 そろって首を傾げる中で、すずかちゃんだけが納得がいったようにつぶやく。

「…それは招待状ですね」
「正解。月村すずかは噂に違わず聡明だね」
「招待状?」
「ここの全員を近日開くテスタロッサの…ううん、ママの研究発表会という名のシュテルとフェイトの婚約会に招待してあげる」
「はぁ!? 何よそれ! 婚約って何よ!!!」

 こん…やく? 喉が詰まって、言葉が出なかった。胸が苦しくなってくる私に、アリシアさんは困ったように微笑む。

「そんな悲しい顔しないで大丈夫、なのは」

 その優しい声が、フェイトちゃんに似ていて、私の胸の苦しさがすぅっと消えていった。とたん、満面の笑みのアリシアさん。

「うん、ぶっちゃけ有り得ないので壊したいの」

 …今日何度驚けばいいんだろう。

「あのー、アリシアちゃん?」
「何かなはやて?」
「結局アリシアちゃんは何がしたいん?」
「シュテルとフェイトを引き離したい」
「いやあんた真顔で何言ってんのよ」
「詳しく言えば、君たちにはフェイトの説得をしてほしいの。シュテルという過去の戒めに捕らえられているフェイトと、フェイトという存在に縋り付くしかないシュテル。そしてここ最近自分の研究に没頭し続けるママ。これら全部、頭を冷やしてもらうにはまずフェイトを引き離すしかない。それに、…おかしな動きを続けるマシーナも気になるし、今のままフェイトを戦わせるのは危険すぎる。だったら、君たちのような公共機関に預けておく方がいいし」
「まるで託児所みたいな言い方ね」
「実家よりも安全ってそれっていいことじゃない?」
「アリシアちゃんは私らに協力してくれるんか?」
「イエス、だよはやて。むしろ、君たちが私に協力してくれるかなってこと…というわけで、高町なのは。レヴィ」
「は、はい!」
「何?」
「シュテルに見てほしいよね? 自分のこと」
「うん!!」
「…フェイトに戻ってきてほしいよね、なのは?」
「…はい!」
「それじゃあ決まり」

 ぱんっ、と手を鳴らして彼女は立ち上がった。そして胸を張る。その目が輝いて見えるのは、私の気のせいじゃない、かも。

「これより作戦会議を始める! なんてね♪」

 高々と告げられたことに、私たちは笑うしかなかった。


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プロフィール

カエデ・フジサキ

Author:カエデ・フジサキ
管理人  カエデ・フジサキ=緋詠

職業 高校三年生三年生です 

生年月日 一月 五日

主にリリなの(CPなのフェイなの)を書いています。疲れた時はリンディ茶を試してみて自爆する命知らず。水樹奈々さんが好き。同等になのフェイが好き。フェイトさんに片想いも好き。だけどなのフェイのCPは変わらない。最近水樹さんが好きすぎて困る。最近坂本真綾さんの歌声にも惚れてきた。たまに変な発言するけど気にしない。ヘタレって言われるけど気にしない。つか、ヘタレじゃない。そこ、ヘタレ言うな。
ちなみに画像は本人像ではありません、あしからず。

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勝手に貼ってもはがしてもいいです。一報くれると嬉しいです。
なのフェイでなのはさんは夫。フェイトさんは王子様だけど、なのはさんの前だとお姫様と信じている方はマイブラザー&シスター。でもフェイなのも好きです。

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