この空の世界に

このブログは版権・百合が多いです.なので、苦手な方は回れ右でダッシュで逃走してください。なのフェイが多いです。

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狼なのはさん番外編



はい、皆様あおけましておめでとうございます。
今年も一年よろしくお願いいたします。

さて、まずコメント返信から。

Znさん

もしかして映画化された奴のネタかな? 間違っていたらすいません私そういうの疎いんでorz
あけましておめでとうございますー!今年もよろしくお願いいたします。
確かに流れがおかしいですねwwwwww



拍手、コメントありがとうございました。

そして、今日は前回上げた狼なのはさんの番外編です。
初めはR18書こうかと思ったんですが私まだ18歳ではないんで(汗
なので今回はそれっぽいことの後の、アリシアさんと、はやてさんのお話を書きました。
ごめんよ!

というわけでどうぞ


 村で有名な双子の姉妹の片割れが目を覚ましたとき、目の前には亜麻色の髪に同色の立ち耳。少し視線をしたにずらせばあどけない少女の寝顔。
 双子の片割れ、フェイトは頬を緩めました。


 ゆるりと、深い眠りの底から浮上する少女なのは。次第に覚醒する頭に、衝撃がはしりました。鮮明に目の前にある豊満なバスト。肩口から流れる金糸の髪。目映いのです。眩しいのです。思わずそのまま釘付けになった時、くすりと笑う声。
 見上げたら、まるで聖母のように微笑むフェイトがいました。なのはは知っています。その人の奥底の、夜の顔をを。自分だけが知っているのです。

「おはよう、なのは」
「おは・・・よう、フェイトちゃん」

 そのギャップに驚き少しどもってしまいましたが特に気にする素振りも見せずフェイトは大変ご機嫌です。鼻歌すら聞こえます。

「えっと、フェイトちゃん?」
「なぁに?」
「何か嬉しいことでも?」
「うん。こうしてなのはを抱き締めて、君と朝を迎えられることがとても幸せなんだ。愛しいなのは。小鳥のさえずりよりも、君の甘い声が聞きたい・・・」

 歯の浮くような台詞は聞けば耳を塞ぎたくなるようなものでも、なのはにとって、フェイトが紡ぐ歌のようなその言葉は甘い甘いお菓子のように拒むものではありませんでした。

「ふぇいと、ちゃ・・・」
「ふふ、なのは・・・可愛い・・・」

 とろけた声と瞳に、またフェイトの妖艶な顔がのぞいたとき、突如大きな音を立てて開かれた扉が二人の甘い空間を壊したのです。
 とっさになのはは獣化し、フェイトの胸に顔を埋めます。聞こえた「きゃっ」という可愛らしい声を確かに耳にしながら。

「フェイトー! おっはよー! なのはの調子はどう?」
「アリシア、せめてノックくらいはしてほしいかな。それと、なのはは順調に回復したけど、私情が移ったみたいで・・・」
「飼うの?」
「うん、一緒に暮らすの」

 決してフェイトはなのはを飼うとは言いませんでした。あくまで、対等になのはを扱うのです。もちろんアリシアはなのはが獣人であることを知りません。言ってません。利に巣にも言っていませんがばれてます。
 お母さんは「好きにしない」と放任主義ぶっていますが実はとても心配性です。

「そっかー・・・。あ、あのね! 私も飼うことにしたの」

 首を傾げたフェイトの前に、アリシアが突き出してきたのは丸い耳と尻尾の茶色い子狸。青色の瞳が綺麗です。若干グッタリして見えるのは気のせいではないでしょう。
 きゅーと声を上げる子狸に顔を近づけると、気づいた子狸はきゅ!?と驚きました。

「おーい、私はこっち。こっちは妹のフェイトだよー」
「姉さんこの子は?」
「うんとね、そこの林に転がってたの」
「迷子?」
「たぶん」
「ふーん・・・」
「親御さんが見つかるまで、っていうのは言い訳で私この子に一目惚れしちゃった。ねー、豆狸」
「きゅぅあ!!」

 どうやらこの呼称がお気に召さない様子。苦笑するフェイトに変えてあげたら、という提案にアリシアが渋る理由は本人にとってはとても可愛い呼称だからだそうです。

「名前があるのかな」
「うーん・・・、ん? おぉ、お姫様のお目覚めだ!」
「ああ、なのは。起こしちゃった?」

 今起きましたよ。ということを装い、なのはが布団から出てきた時、子狸は今日一番大きく声を上げました。なのはも、どこか驚いた様子です。

「なのは? ・・・もしかして、知り合い?」
「わぅ」
「そっか。・・・アリシア、少しだけ部屋出てくれる?」
「え、何で?」
「お願い。ああ、その子は置いて行って」
「えー…」
「…もう一緒に寝てあげないよ」
「…ぅー、分かった」

 渋々と子狸を置いて部屋を出ていくアリシアを見送り、フェイトはいいます。

「もういいんじゃない? 君も獣人なんでしょ」

 少しして、一瞬の光のち、小さな子狸は少女へと変わっていました。

「何や御見通しやったん?」

 少女は人懐っこい笑みを浮かべますが、清々しいほどのまっぱです。

「はやてちゃん! どうしてアリシアちゃんに?」

 同じように人型になったなのは。こちらもまっぱです。フェイトの部屋には奇妙なことにフェイト自身をいれ、三人の少女が生まれたままの姿でいます誤解を招くことは必須な状況ですが割と気にしていません。
 やがて少し落ち着いたなのはがフェイトの入ってる布団に潜り込み裸を隠します。

「どこに行ったかと思えば、そこにおる美人さんとイチャイチャしとったってわけか」
「ち、違うの! いや違くないけど、でも違うの! フェイトちゃんは怪我してたなのはを助けてくれたの!!」
「怪我って、もう大丈夫なん?」
「う、うん。治療もしてもらったし、その、今はここで一緒に暮らしてるし…」
「あーはいはい。そんな頬染めんでもええから。てかなに、事後、なん?」
「そんな真面目な顔して聞かないでよもぉーーーーーっ!!」
「堪忍堪忍。せやけどなのはちゃん、皆心配しとったで?」
「う゛」
「それは私が悪いんだ」

 言いよどむなのはに助け舟を出すフェイト。大半の責任は自分にあると言います。

「なのはのこと、ずっとここにいて欲しいと私がわがまま言ったからね。ご家族のこと、思慮に入れてなかった…ごめんね」
「いいの! フェイトちゃんは悪くないよ! 私だって…フェイトちゃんと一緒にいたいって、思ったもん…」
「なのは…」
「フェイトちゃん…」
「だぁ!! …それで? どないするん? 私と一緒に帰るんか?」
「帰るって、アリシアちゃんはどうするの?」
「そんなん、逃げるに決まってるやろ。今のところ、私のことただの狸やと思っとるし」
「ダメだよ! 拾ってもらったんでしょう?」
「ぅ」
「…取りあえず、しばらくうちにいれば? それからでも、いいんじゃないかな」

 フェイトの妥協案に、はやては何度も渋りましたがなのはとフェイトの説得によって彼女はテスタロッサ家に少し滞在することを決めたのです。





 やがて数日が過ぎ、朝霧が立ちこめる日。何となく朝の散歩に来たアリシアと、連れられてきたはやて。もちろん、獣化しています。腕の中で不意に見上げてみればどこか悲しそうでした。
 はやてはこの数日間、ずっとアリシアのことを見ていました。感情の表現が多彩で、見ていて飽きることもなく、むしろずっと彼女に魅了されていたのです。ですが、一度も見せたことないのは…悲しみの表情でした。

「きゅー…」
「ん? なぁに、はやて」

 はやてと教えたのはフェイトですが、試に読んでみれば反応するので可愛いし、どこかカッコいいし、ということでアリシアはその名前が気に入りました。フェイトとは違う、少し高い声音にはやてはやはりどこか寂しそうだと感じ、その首筋にすり寄ります。

「くすぐったいよ、はやて。ふふ、……」
「きゅぅ」
「ごめん、ね」

 突然の謝罪。首を傾げれば、アリシアはそっとはやてを地面に下しました。そして、屈んでその頭を撫でるのです。どこまでも、優しい手つきで。

「私の我儘で君を束縛しちゃったね。本当は、君は自由なのに…ごめんね」
「きゅぅ」

 違う。と、鳴いた自分にはやては驚きました。あの日、あの時はあれほど帰りたいと思ったのに。今は、もう、彼女のそばを離れたくないと思っているのです。そんなことには気づかず、アリシアは続けます。

「でもね、あの日。君に会ったあの時。川の近くで君が寒がってて、思わず抱きしめたとき、何だかとっても愛おしく思えて…それに、私ね、はやての青い綺麗な瞳…大好きなの。だからずっと傍にいて欲しいと思ったけど、いやなら…我慢する」

 撫でていた手が震えていることを、はやては知っていました。だから、彼女がとった行動は…。


「嘘や」


 人型になり、はやてはアリシアを押し倒したのです。地面に広がる金色の髪。驚きに染まる紅。

「そないな泣きそうな顔して、我慢なんて出来るはずないやろ」
「はや…て…?」
「ずっと私はアリシアちゃんを見てきたんや。今だって、どうしようもないくらい泣き出しそうで、なのに、私に気づかって…。違うやろ? 私の知ってるアリシアちゃんは私がいくら態度悪くしても、いつも笑顔で、いつも…」

 優しくて。
 見たことなかったわけではなく、見たくなかったのです。はやては、アリシアの泣き顔を。いつの間にか、はやて自身が泣いていました。それにつられて、アリシアも涙を流しました。

「私…は迷惑、って最初は思っとったけど、アリシアちゃんと過ごすうちに悪くないって、むしろ…その…一緒にいたいって思った。なんや、いつの間にか私も、アリシアちゃんに、…惚れてもうた」
「え?」
「せやから! …嫌やなくて、私かて、…アリシアちゃんのそばに、いたいんよ」
「……」
「そ、それとも…獣人の、私は嫌なん? せやったら、ずっと獣化してぅわぷ!?」

 悲痛な顔をし始めたはやての背中に腕を回し、アリシアは強く抱きしめました。

「嫌なわけないじゃん…ばかっ! はやてがどんな姿でも、はやてははやてなんでしょ?」
「っ…うん」
「ふふ、…もう涙でぐしゃぐしゃじゃない」
「ひ、人のこと言えるん!? アリシアちゃかて…」
「うん。でもそれははやてのせいだもん」
「はぁ!?」
「だからね…」

 二人の距離が密になり、やがて少し離れてアリシアは囁きました。

「ずっと、一緒にいて。じゃないと、許さないから」






「…うまくいったみたい、かな?」
「フェイトちゃん」
「ん? ああ…ごめんね、なのは。それじゃあ、ご家族の挨拶も済ませたし…今日から君は、私のなのはだよ」
「う、うん…」
「もう…、離してあげないからね? 私のなのは…」




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[115] 2Dよりも3D!

b7v5z853
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プロフィール

カエデ・フジサキ

Author:カエデ・フジサキ
管理人  カエデ・フジサキ=緋詠

職業 高校三年生三年生です 

生年月日 一月 五日

主にリリなの(CPなのフェイなの)を書いています。疲れた時はリンディ茶を試してみて自爆する命知らず。水樹奈々さんが好き。同等になのフェイが好き。フェイトさんに片想いも好き。だけどなのフェイのCPは変わらない。最近水樹さんが好きすぎて困る。最近坂本真綾さんの歌声にも惚れてきた。たまに変な発言するけど気にしない。ヘタレって言われるけど気にしない。つか、ヘタレじゃない。そこ、ヘタレ言うな。
ちなみに画像は本人像ではありません、あしからず。

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勝手に貼ってもはがしてもいいです。一報くれると嬉しいです。
なのフェイでなのはさんは夫。フェイトさんは王子様だけど、なのはさんの前だとお姫様と信じている方はマイブラザー&シスター。でもフェイなのも好きです。

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